任地に到着しました！

約1ヶ月のオリエンテーション・現地語訓練を終え、

とうとう任地に到着！…出発から今日まで3日間の様子を報告します！

ちょっと長くなりましたので、ゆっくりご覧ください。 

2012/8/2　出発日当日。

任地のマンゴチからわざわざ迎えに来てくれるとのことなので、

朝から、荷物を移動しまとめました！10時に完了！

12時前後に着く予定となっていたのが、

午前の電話で12時から14時くらいに着くよ！になり、

結局、15時に迎えが到着。

旅立ちの日だと感慨にふけっていた時のは午前までで、

待ち時間が長くなると、次第に気持ちもちょっとしぼんでしまい。

それでも、みんなに見送られ、とにかく出発！

車で約5時間で到着！

迎えに来てくれた教頭先生のお宅で夕食をごちそうになりました。

ありがとうございました！

帰りに、野菜数種と次の日の朝に暖かい紅茶が飲めるようにとお湯までいただいちゃいました。その優しさがとてもうれしい！

しかし、昼に食べたパン(食後にカビ発見ｗ)にあたったのか、車で酔ったのか、

胃腸の調子が優れず…

夜、自分の家に入ってからは、停電の中、蚊帳とベッドを設置し就寝するも、

1時間置きくらいにトイレへ！いやー、辛かった…。

2012/8/3 任地2日目。

何も食べずに朝から掃除開始！

水まわりをしっかり3時間くらいかけて掃除！スッキリ！

その後、教頭先生付き添いのもと、電気代と水道代を支払いに行って、

帰ってきたら、断水…！！電気も午後に係の人がつなげに来てくれるまで停電…。

掃除できないよう…ということでしばし、掃除放棄。休憩。

夕方になっても、電気をつなげに電力会社の方が来なかったので、

教頭先生に相談し、電力会社へ！

行ったら、すぐ係の人が来てくれて、電気ついたー！！！！

水もタイミングよく復旧！！！！！

テンションがあがり、洗い物、1日ぶりの入浴、料理と夜も家事を頑張りました。

赴任最初の手作りごはんはパスタでした！

教頭先生は、学生時代、地理で日本のことを勉強したことがあったそうです。

東京、長崎、広島、京都といった地名が出てきていました。

ちなみに、新潟(私の出身)は知らなさそうでした。

日本ではアフリカってどんな風に学んだっけか？

と自分の記憶をたどってみても、全然覚えてなくてちょっと恥ずかしかったです。

ましてやマラウイという国自体、自分が派遣されることになるまで知りませんでした。

視点が日本の外に全然向いてなかったなぁと反省。

2012/8/4　任地3日目

朝から、どこかで何かをスピーカーで大声で話してる音や、

天井裏で、リスだかネズミだかがわさわさ動いてる音で熟睡できず起床。

ゴキブリさんの死体を静かに見つけ、静かに外へ運び出しました。

内心は相当ビクビクしてましたがｗ

今日は警備の方が来てくれました。

安全の都合上、昼と夜に１人ずつ我が家に警備員がつきます。

自分が日本で警備員のバイトするってならわかるけど、

自宅に警備員がつきますってなる日が来るとは思っていませんでした。

昼の警備の方は、ペンさん(仮名)

最初は自宅に警備って言ったって、何してもらったらいいのかわからず、

ちょっとドギマギしていましたが、

洗濯してもらったり、

買い物に付き合ってもらったり、

掃除してもらったり、

チェワ語とヤオ語をちょっと教えてもらったりしているうちに、

だんだん距離感がつかめてきた感じ。

仕事があったら何でも言って！というペンさんの言葉に甘えさせていただきましたｗ

(いろいろ頼み過ぎたｗ)

なので、お昼ごはんを私が作って、食べてもらいました。

トマト系のスープと、パンと、キャベツの塩もみ。

あんまりコメントなかったｗ強いて言えば、私が美味しくないなぁと思っている

いちごのジャムが、ペンさんにとってはおいしいということだった。

うーむ。いろいろ作って、何が美味しいと思ってくれるのか試してみようっと。

さらに、ペンさんに日本の硬貨を見せたら興味津々に見てくれました！

これはマラウイではどれくらいの価値なの？って聞いてくれて、

500円玉＝1500クワチャくらいの価値があるというと驚いていました。

1500クワチャあれば、パンが約9斤、砂糖が約5kg、鶏肉が約1.5kg買えるくらいなので、けっこう大金です。

また、ペンさんから「日本語で自分の名前を書いて欲しい！」と言われたので、

カタカナで彼の名前を書いて渡すと、

じーっと見た後、今夜練習するよ！と笑顔で言ってくれて、

なんだかこちらが嬉しくなってしまいました。

ペンさんは1歳か2歳年上。

でも、まだちゃんと学校(日本で言うと高校かな？)を卒業してないそう。

理由は深くは聞いてないけど、授業料が払えないから仕事するしかなかったとかではないかな。(あくまで推測)

「学校に行って、卒業したい！」と言っていたので、

この警備の仕事の給料を学費に充ててくれるといいな。

ペンさんが今日持ってきた本も教科書っぽいものだったので、

学ぶことに対してもすごいやる気ある…！

学校に行けない間も日本のことや私が知ってることをいろいろ教えてあげよう！

今日は電気も水道も止まらず快調！掃除も捗りました！

きのうもそうだったんだけど、１人で夕飯食べてる時だけ、かなり寂しい（笑）

日本で一人暮らししてる時は、マイペースに１人でご飯作って食べるの好きだったんだけど、

つい最近まで、みんなでわいわいごはんを食べてたので、

急に黙ってごはん食べるのに耐えられず、iPodに助けを求めてますｗ

いやはや、怒涛の3日間でした。

明日も掃除・洗濯・買い物して、快適な自宅を作ります！

＜おまけ１＞

マーケットで店員さんに声かけられるときや、警備員さんに呼びかけられる時、

「マダム」って呼ばれるんです。

私マダムですか？！って感じで全然慣れません…。

＜おまけ２＞

ペンさんに日本では何の果物が好きなの？って聞かれて、

桃って答えらたら、ペンさんは「？」って顔してました。

桃はマラウイにはないのかぁと思ったら、もう桃が食べたくて仕方がありませんｗ

＜おまけ３＞

今日はマーケットで、

「アズング(白人)は金持ちだから値引きはしないよーだ」

という店員さんに出会いました。

高い値段をふっかけられることには、少しずつ慣れてきましたが、

自分が金持ちだって言われることには慣れません。

日本では私が貧乏。

でも、1日1ドル以下で生きる人が約40％と言われているマラウイでは、

私はおそらくお金持ちの部類に入ります。

「あいつは金持ちだ」という視点で見られる事によって、

お金持ちの人のさびしさも少しわかるようになりました。

金があろうがなかろうが、あなたと私は同じ人間でしょ？！と言いたい。

ビジネスとして、お金がある人から多くのお金を受け取るというやり方もわかります。

でも、お金を持っている人ではなく、単純に"人"として見て欲しい。

こんなこと日本にいた時には全然考えられなかったなぁ。

いい収穫でした。

今の私は日本の税金で生きているので、

皆さんには、せめて情報としてどんどん還元していきます！

写真が少なくてごめんね!!