同期隊員の任地Mitunduを訪問!
首都からほど近いMitunduという地域にいる同期隊員タカさんを訪問しました。
彼は、青少年活動の隊員として、地域のプライマリースクールを周って
体育や音楽、家庭科などの授業(expressive art)を指導しています。
マラウイの学校には、体育や音楽といった科目がもともとないんです。
(中国もそうだって聞いたことがありますが。)
そういった中で情操教育の指導を児童・教員に行なっています。
さて、Mitunduに到着。
本日の活動先の小学校に自転車タクシーで向かいました。
運転手「ついたよ!」
私「Zikomo!(ありがと!)」
よーし、早速活動を見るぞーと思った矢先、
運転手さんが学校を間違っていたことが発覚!!おいおい!
着いた先の学校の先生に目的地まで自転車で送ってもらいました。
こんなどうしうようもない来客にも優しくしてくれるのがマラウイです。感謝!
さて、今度こそ目的地に到着。
ちょうど準備体操を教えているところでした。
みんな見よう見まねで体操に取り組んでいます。
スポーツフェスティバルに向けて、陸上の練習をしていました。
(タカさんは音楽の授業をするつもりで来たけど、突然体育に変更だったらしい。
突然の予定変更に臨機応変に応えていくことが必要。予定変更は日常茶飯事。
予定変更をもうちょっと早く伝えてくれたらなぁ…というつぶやきも。)
さて、どんな風に陸上の練習しているかというと、
・全学年一緒
・体育着なんてなし!着替えないで、家から着てきた服そのまま
・裸足
・ものすっごい人数を2,3人の先生で指導
・グラウンド(というか原っぱ)は、ややでこぼこ。
・空が広い!これは走ってて気持ちいいだろうなー
・クラウチングスタートの練習・指導も!!隣との距離近すぎて危ない…。
・早い子に勝てないわー疲れたわーと思うと、ゴール到着前に歩いちゃう子も多々。
・高飛びは設備がないので、ゴム飛びみたいな感じで。飛び方も自由。
・見物してる児童が多くて、コースにはみ出したりして危ない。
そのため上級生や先生が棒を振り回しつつ、コースを確保。
という感じ。
これ、収集つけるの大変だ…というのが正直なところ。
先生は熱心だし、児童も先生の言うこと聞いてるんだけど、
人数が人数だったし、集団行動に慣れているわけでもない。
こういう中で、何かを指導することや、学ぶことってなかなか難しそうだー。
そして、こうした環境からセカンダリースクールに進学してくるって考えると、
基礎学力が十分にないことを子どものせいだけにはできない。
さあ、そこで私には何ができるだろうか。むむむ。
あと体罰について。
日本だったら、先生棒を振り回しながら子どもたち統制していたら、体罰に当たるであろう。
今回の光景を見るまでは、どんな体罰でも絶対反対!の立場でした。
しかし、安全を確保するために必要なときもあるのではないか、
という風に意識が少し変わってきました。それを体罰と呼ぶか呼ばないかは別として。
これは、もうちょっと考えていく必要がありそう。
さ、学校が終わって、同期隊員の生活を体験!
首都から近いにも関わらず、電気なし、水道なし、ぼっとん便所、バウラ(七輪)生活のタカさん。
半年経ったからか、生活はもう手慣れた様子でした。人間ってすごいね。
買い物のために外に出たら、タカさんの人気っぷりがすごい。
子どもたちが「タカー!タカー!」とあちこちから呼びかけてきます。
有名人ですねー。普段から町の人との関わりが円滑である証拠。見習います!
Mitundu2日目も活動を見せていただきました。
この日はネットボールの試合を観戦!
マラウイのこどもたちがサッカー以外のスポーツを真剣にやっているのを見るのは、
今回が初めてでした。審判もルールもちゃんと機能している…!
選手もポジション取りがなかなかうまい…!
これができるなら、他のいろんなこともできるんじゃないか、と思うほどでした。
また、それ以上に、点数が入った時の周囲の喜びようがすごい(笑)
コートにわーっと侵入して、飛んで歌っての大喜び!!
そんなに真剣に見てなかったでしょ?!って子まで大喜びだから面白い。
スポーツってその国の特徴が出ますねー。面白かった!
他の隊員の活動先もどんどん見ていって、
学んでいこうと思います!タカさんこの度はありがとうございました!