研究授業2013@カブドゥラ中高等学校
9月5,6日に理数科教師隊員同士で授業を評価し合う研究授業を行いました。
昨年に引き続き2年目の参加。(活動期間もあと1年切ったんだなぁ)
授業のある期間はみんな一緒なので、なかなか見ることのできない同じ職種の隊員の授業風景。
それが一度に見ることのできる機会です。
また、自分の授業力を向上させ、人の指導方法を学ぶ絶好の機会でもあります。
今年度の会場は、首都リロングウェから車で約1時間半の
カブドゥラCDSS(コミュニティデイセカンダリースクール)。
さあ、生徒を目の前にしてスタート!!
…といきたいところでしたが、まだ学期休み中ということで、生徒がなかなか来ず。
マラウイではめったにできない4,5人の生徒を前にして授業スタート!
初日は、物理化学と数学
トップバッターは山田隊員。トピックは磁場。
教える本人がすごく楽しそうに授業していたのが印象的でした。
生徒とのやりとりが多く、生徒の意見をしっかり授業に取り入れているのがすごい。
体を張って磁場の動きを生徒と一緒に示したのも良かったです。
お次の桐山隊員は、マラウイに赴任してから初授業!
去年の私を見るようだ…と言いたいところでしたが、
比較しようとした私が失礼なくらい素晴らしい授業でした。感服。
授業の流れが頭にしっかり入っており、流れがスムーズ。
生徒とのやりとりもあって、初授業とは思えませんでした。本当。
そして、数学へ。最初は私が担当。トピックは円周角と中心角。
2年目ということで、後輩隊員にかっこいいところ見せるぜ…!!
と思っていましたが…
今年もいっぱいいっぱいでした(T□T)
語学が…伸びてないよう。
生徒に対する質問や指示がうまく伝わらず。焦る私。
いつも教えている生徒がいかに私の日本語混じりの授業に慣れているのかを実感。
勉強あるのみ…!!!
ノートをとる時間、笑いをとる場面、理解度を測る質問をする回数などが
十分に配慮できず…まだまだです。精進しますっ!
そんな私のあとに授業をしてもらった西山隊員。
円周角と中心角の証明をお願いしました。
図をフリーハンドで描くのがめちゃくちゃ上手い…!!(私も練習しよ)
記号で書いた部分を、1つひとつ必ず図に戻って示す。
これが数学苦手な人にはすごく重要なんですよねぇ。
私も未だに記号から図を追うのが遅っいので、一緒に確認してもらえるのは助かります。
2日目は、生物と物理化学
まずは、近岡隊員の生物。トピックは反射。
言葉1つひとつが丁寧でシンプル。
最初のつかみから、面白そうなことが伝わってきました。
動作も大きくて、生徒が飽きることがない授業でした。
次は、来島隊員の物理科学。磁場の続き。
生徒との信頼関係もしっかり築かれていて、生徒も積極的に発言。
来島隊員、生徒の応えを汲んで、さらにもう一つの質問を投げる。
私、これがまだまだできないんですよねぇ。
ラストは、見島隊員。引き続き磁場。
見島隊員にとっては、帰国前の2年間の集大成を見せるラスト授業でした。
人数を見て教えやすい机の配置。
出だしから、これから学ぶことが普段の生活といかにリンクしているのか、
学ぶことで未来をどう変えていける可能性があるのか等を伝え、
生徒のモチベーションがめっきめき上がっているのが、手に取るように伝わってきました。
フレミング左手の法則を教える際に、
生徒の手に直接、電、磁、力をマジックで描くのが良かった!!
笑いもたくさんあって、こういう授業がしたいなぁと非常に勉強になりました。
両日ともリロングウェのドミに戻ってから、じっくり振り返り。
今回の研究授業は専門家の方にも見に来ていただき、
大変参考になる意見を多くいただきました。
「質問を工夫する」「誤答を分析する」「褒め方を増やす」などなど。
隊員のみなさんからも貴重なフィードバックをもらい、数々の意見を交換できて、
今後にも活きる非常に有意義な時間でした。ありがとうございました。
あと1年、もっともっと良い授業できるように頑張るぞーーーーー!!
<おまけ>
隊員間でよく話題になる、生徒は絵をなかなか上手にノートに描けない…。
ということで検証!
休み時間に生徒に動物の絵を黒板に書いてもらいました。
ヤギ。うん、肉厚でおいしそう。
ロバ。大きい感じは伝わってきますが。
犬。なかなかの絵心です(笑)
絵でしりとりさせてみたらどうなるんでしょうねー。