新人先生@赴任地:マラウイ→ベトナム→ウズベキスタン

青年海外協力隊(マラウイ)・日本語パートナーズ(ベトナム)・青年海外協力隊(短期ウズベキスタン)の体験をつづる石川里佳子のブログ

理科準備室の5S活動!

新年度が9月9日からスタートしました。

今年度は、再び1年生の数学を教えることになりました。

 

国家試験の結果が出ないと、生徒の学校が決まらないことから、

学校に生徒が来ず、最初の1,2週間は授業という授業ができません。

 

この間にできることは何かなーと考え、

授業が本格始動する前のこの時期だからこそ、がつっとできることを発見。

 

それは、理科準備室の5S活動

名づけて「ラボ☆レボリューション―理科室の革命児―」を決行しました!

(大げさな名前をつけるとやる気でるタイプなんです。)

 

※5Sとは:「整理」「整頓」「清潔」「清掃」「躾」の頭文字をとったもの。

工場の稼働率向上のために実施されていることが多い。

 

今まで、

「理数科教師といえども、数学しか教えてないし…」

「薬物の分類の知識が全然ないし…」

「ものすごく汚いんだよなぁ…」

等々の理由(言い訳?)でなかなか取り組めなかったのですが、

今回決行するきっかけになったのは、

夢をかなえるゾウSPの中で出てきた

「人間が変われるのは、立って何かをしたときだけ」

という言葉と

山口絵理子さんの著書『裸でも生きる』の中で

泣いても、転んでも、失敗しても、前に進み続ける筆者に背中を押されたから。

 

あと、「ラボアシスタントがほしいんだよなぁ」と会議で話が出ており、

タイミングは今だ!と判断。

 

他の隊員の入っている学校の理科準備室もきれいに整理整頓されていたのも影響を受けました。

 

 

さて、本題!

さあ、始めるぞー!ということで、鍵を借りてドアをオープン!

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(;´Д`)

 

寄付で入ってきたものが箱に入ったまま。

床はゴミも散らばっている状態。

薬品もどこに何があるのかさっぱりわからない。

 

 

とりあえず、全ての物を準備室の中から出して、棚をきれいにするところからスタート。

 

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理科室がいっぱいになるくらいたくさんの実験器具、薬品たち。

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ダンボールに入っているものは、出す!袋はとる!

そうじゃないといつまでも使われない!

途中、箱の中からゴキブリやら変な虫やらが出てくることも…。怖かった…。

 

この学校、わりと歴史のある学校であることは知っていましたが、

1983年のはんこが押された実験器具が出てきたときは、

私の生まれる前からこの学校あるのかぁ…と実感。

 

実験後、洗われずそのままになっていたものを

生徒たちにも手伝ってもらってきれいに。

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薬剤の分類は、物理化学の先生に教えてもらって、

生徒と一緒に分類。 

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いつも優しい生物の先生も洗い物や生物で使うものの分類、廃棄物の処理等を

手伝ってくれて、助かりました。

 

最後は棚の格段にラベルをつけて、終了!

 

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電気がなくて、写真が暗いのはあしからず。

 

12日に始めて23日まで、1週間以上かかったぜい。ふー。

 

理数科の先生たちに、どう整理したかを説明して、

どこに何があるのかを把握してもらって、

ひとまず、第一ステージは終了というところでしょうか。

 

手伝ってくれた生徒たち、先生方、あとうちの警備員も、

ありがとうございました!!

 

今後は、

・理科準備室を使う時のルールや物の配置図

・器具、薬品のリスト

等を作成していきたいところ。

そうすれば、他の学校とこの学校にあるものをシェアする体制も整いそう。

 

残りの任期も考えながら、計画的に活動していきたいと思います。

 

 

<おまけ(今回は真面目)>

物の寄付をする場合、

有効に活用しているかの確認や

使用後の廃棄処理方法までマネージメントする

ことが必要だなーと思います。

無駄な寄付、需要とかけ離れた寄付とならないよう気をつけたいところ。