新人先生@赴任地:マラウイ→ベトナム→ウズベキスタン

青年海外協力隊(マラウイ)・日本語パートナーズ(ベトナム)・青年海外協力隊(短期ウズベキスタン)の体験をつづる石川里佳子のブログ

学区内での教員研修会が行われました!

2013年10月19日(土)マンゴチ学区内の学校の理数科教員が集まり、

わが校で教員研修会が開催されました。

 

学期に1回の頻度で行われる予定のこの研修会、

実施・運営にあたっての基盤が整っているという状態ではなく、

開催まで隊員が支援して実施するという形をとっています。

 

昨年のマンゴチ学区は1学期、2学期は開催、

3学期は国家試験の日程が迫ってしまい開催できず、という状況でした。

 

今回は新年度が始まってすぐに、敏腕校長のところに研修の日程を相談。

日程決定後は、トレーナー決定・各学校への開催案内レターなどが

ほぼ私たちのサポートなしに、スムーズに進み、開催に至りました。

 

当日は、13校から43名の先生が参加。(前回、前々回は30名程度。参加人数増加!!)

時間も大幅に遅れることなくスタート。

 

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物理化学、生物、数学の教科に別れての研修となりました。

物理化学のトレーナーさんはプロジェクターを使ってのプレゼン。

実験道具も用意されていたことから、実験を交えての研修となったようです。

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生物は、わが校の副校長にトレーナーを依頼。

忙しい中、内容を考え、フリップチャートや板書を準備してくれていました。

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そして、私も参加した数学。

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内容はlinear programming(線形計画法)。

トピックを見て、どんな内容なのかさっぱり思い浮かばなかった私は非常に焦りましたが、

こちらのトレーナーの先生も準備をしっかりしてくれていました…!!!

・このトピックを学ぶために何を復習するべきか、

・この単元に出てくる単語の言い換えはどういう表現にすればいいか、

・生徒の達成目標はどんなものか

などを聞き手の先生たちとやりとりしながら進めてくれたので、

わかるところは私も発言ができました。(ふー。)

 

さらに、今回の研修では大きな進歩が!!!

"次回のトピック決め"と"次回の研修会の運営委員決め"

がされていました。

研修会が前向きに受け止められているようで安心。

 

次回の研修会は、あえて様子をみて、開催がされるかどうかを見てみたいと思います。

 

<おまけ>

数学の研修の中で、「y<3をxy平面上に描いてみて」って言われて、

私は自信満々にy=3より下に斜線を描いてy<3を示したんですが…

 

がっつり直されました。こんな風に。(この図はy<=3)

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斜線を入れるのは逆じゃないのーーーー?!?!?!

 

研修が終わってから、マラウイの教科書や指導用図書を見たら、

たしかにこの図がy<=3を示すことになるみたい。

 

斜線で示した部分は、

日本人としては、強調してる→そこが答え!という感じがしますが、

マラウイでは、影にしてる→含まれない部分を隠すという感覚があるのかなぁ。

 

んんー、数学って国を越えても、あまりブレがない教科だと思ってましたが、

(英語以上に数学は共通言語として使えるよーと思うくらいでした)

そうでもないのかも…。でも、うーん。いいのかなぁ。