卒業式に参加しました!
22日、我がマンゴチセカンダリースクールの卒業式に参加してきました。
前日に9時半から始まることを聞き、行ってみたところ…
11時からスタートでした!(笑)
(プログラムによると、11時までは生徒だけ対象で歌やダンスを披露していたらしい。)
始まる前に、1年生と3年生の女子生徒が先生の指導のもと昼食&軽食を準備していました。
生徒が食事を準備するということに、まずびっくり。
日本では普段から料理をする中高生ってあんまりいないよね。
マラウイの子どもたちは、まあよく働くこと、働くこと。えらい!
(と思うのは私が日本人だからでしょう)
マラウイでは手伝える年齢になったら、家族の手伝いをするのが当たり前。
しかも、よく目が行き届いていて、手伝う動作がスムーズ。見習いたいものです。
また、何度見ても、まな板を使わずにトマトや玉ねぎを切っちゃうみんなに、
さらにびっくり。
ホールに生徒入場…する前から、大音量のクラブ音楽。
卒業式というより、卒業パーティという感じ。
紅白の垂れ幕がお祝い意味を表すは日本と一緒なのかー。
生徒入場も音楽に合わせて、生徒が踊りながら入場!(非常に楽しそう)
簡単な挨拶、来客の紹介があって、
メインは、生徒の出し物。
歌!ラップ!ダンス!ポエム!ファッションショー!などなど。
文化祭のステージの出し物に近いかと。
日本の卒業式は厳かに行われるけど、
マラウイはそんな様子zero!泣く場面なんかありゃしません。
生徒たち、それはそれは大盛り上がり!
近所の子供のたちも見に来ます。
特に大ウケしていたのは、マラウイのラジオ番組のパロディ。確かにうまかった!
歌とかダンスに出る生徒、
女の子はドレスや可愛い靴でおしゃれし、男の子はほっとんど腰パン!
おしゃれしたいとかカッコつけたいという思いは万国共通ですねー。
ラップ披露している生徒たち。おもいっきりカッコつけてました。
私が衝撃を受けたのは、何組かの男女が音楽に合わせて恋愛チックなダンス?寸劇?をする出し物。
女の子はせくしーだわ、最後はペアでくっついて退場するわで、
え!?学校現場でこれありですか?!という感じでした。私がTHE日本人なんでしょうねー。うーん。
(女子生徒が男子生徒のボタンをはめてあげてます。はずしてません。日本じゃ考えられないよー。)
ランチタイム。生徒たちと初めて一緒に食事。
今日のメニューはライス・キャベツの炒めもの・チキン・トマトソースでした。
マラウイの学生の中では、結構いいもの食べてる方だと思います。
スプーンがなかったので、手で食べました。(これは結構慣れてきたかも。)
ちなみに、配膳・片付けをするのも生徒が主です。
しかも、仕事がスムーズ!素晴らしい!
その後は、卒業証書授与。(クラブミュージックに合わせて)
各教科や総合の成績上位者は最後に発表され、本や数学セットなどの景品を受け取っていました。
一番成績の良い生徒は、景品の他に、何人かの先生からお金もらってましたよ…?!
(しかも現ナマ)
また、何人かの生徒は、デジカメやタブレット端末で写真を撮っていました…!
マラウイの中でもここにいる子たちは裕福な子どもたちなんだな-と実感。
そして、再び、生徒の出し物(笑)
間に、軽食として、
ジュース2本、マンダシ(まるいドーナツみたいなお菓子)+小さい鶏肉
が出されました。
最後はPTAの方、校長などから挨拶。
ここは、非常に日本と似ていました。
生徒に伝えたいことを長めにお話。
「卒業したら、"dream"を大切にしてほしい。dreamのdは…」
みたいなスピーチがすっごく日本っぽいなーと思いました(笑)
この辺りで午後4時前。けっこう長丁場です。
一旦の区切りとして、ゲストも生徒もみんなでダンス!
こう見るとすごい密度だな(笑)
あとは卒業生よ歌えや踊れやということで、ダンスホールになりましたとさ。
私はセレモニーが一旦終了した所で帰りましたが、
夜8時頃までドンちゃんしてました。元気だなぁ。
卒業式って、
日本だと一定期間の区切りをつけるための式典ということで至極真面目に行われるけど、
他の国の卒業式ってパーティ感覚なんですね。
校長やゲストはどんな顔してるんだろうな-とチラチラ見てましたが、みなさん楽しそうでした。
最後には生徒も先生もゲストも一緒にダンシング。
悲しい要素が本当にゼロ。
これだから、明るい国なのかもなー。
うれしいときでも悲しいときでも歌う、踊る、しゃべる。
そして、誰もが自然に手を差し伸べる。この点は見習いたいところ。
こんなに楽しい卒業式は初めてでした!
マラウイの文化をまた1つ知ることができました。
生徒たちの未来が明るく楽しく幸せなものでありますように!
ひとまず、来週から始まる国家試験頑張れー!
<おまけ>
この前日には、先生たちvs卒業生によるフェアウェルサッカーが行われていました。
いつもかまってくれる、ぽっちゃり体型(失礼)のナミーヨ先生の華麗なプレイに思わず爆笑!同僚の仕事以外の一面が見られるいい機会でした。