新人先生@赴任地:マラウイ→ベトナム→ウズベキスタン

青年海外協力隊(マラウイ)・日本語パートナーズ(ベトナム)・青年海外協力隊(短期ウズベキスタン)の体験をつづる石川里佳子のブログ

生徒のノートチェックしてます!

先日、教科書の内容に入る前に、

小学校の復習ということで四則計算をいくつか出題してみました。

(マラウイの生徒は計算が苦手というのは聞いていたので、調査もかねて。)

 

さあ、誰が一番早く解けるか?!くらいの勢いで出題したのだけれども、

"早く解いてやるぜ"といった空気はほとんどなかったなぁ。

 

日本みたいにみんな九九を身につけている!なんてことはなく、

ノートの裏表紙にあるかけ算表?を見て、

7×8=56か、はいはい(かきかき)という感じ。

時間がかかるわけだなー。

 

解答を生徒に尋ねると、手が次々挙がるのは良い感じ。

 

ノートを回収して、チェックしてみると、

途中計算を別の紙に書いて(←あとで捨てる)、

答えだけ書いちゃう生徒多数。

そういうふうに習ってきてたんだろうなぁ。

ノートの一例はこんな感じ(あ、でもこれはだいぶきれいな書き方のノート。)

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途中計算が同じノートに書いてあったのはこの子だけだった。。

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あとは、答え合わせした答えを写しちゃう生徒も。

大事なのは正解を書くことじゃないよ!っていうことを、

ちゃんとバシッと語れるように英語訓練せねば…。

 

とりあえず後日、ノートにはプロセスも書いてね!とだけは伝えました。

 

さて、生徒が使っているノートですが、8割~9割がA5のノート

紙質はわら半紙よりも粗い感じ。

あと、新聞やチラシでカバーをつけている生徒もちらほら。

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他の先生の授業では、教科書に新聞で器用にカバーをつける生徒も見ました。

自分だけではなく、違う年度に他の人も使う教科書なので

大切に使わなければならないのでしょう。

昔の日本みたいだなー。

 

前回のプロフィールといい今回のノート回収時といい

生徒の名前を読んで名簿と照合するのが

非常に難しかったのですが、徐々にできるようになってきました。

一歩前進。

 

そんなこんなでなんとか授業しております。(日本語出まくり。)

まだまだ生徒たちをまとめきれず、1人でわーっとなっている時もありますが、

やるっきゃありません(笑)

 

私の説明はできるだけ短くして、

生徒たちが自分で考える時間を多く取れるようにしたいなー。

 

それにしても、生徒が間違うときは大胆かつ堂々としていて、

その大胆さに「おういっw」となりつつもちょっぴり癒されています。

勇気と度胸は、素晴らしいです。

 

マラウイに来て今日で3ヶ月が経過しました。

くじけそうなときもありますが、

(ゴキブリが出現したり、アリが攻めて来たり…orz)

よく寝て、よく食べて、よく汗かいて、よく悩んで、よく日本語言って、

元気よく生きています。

 

さ、明日も生徒に「おはようございます」「元気ですか?」を叩きこむぞ!