新人先生@赴任地:マラウイ→ベトナム→ウズベキスタン

青年海外協力隊(マラウイ)・日本語パートナーズ(ベトナム)・青年海外協力隊(短期ウズベキスタン)の体験をつづる石川里佳子のブログ

生徒たちの夢

ついに授業がスタートしました!

(先週は自分のブログの記事を見ても相当緊張していましたね…)

 

今週も相変わらず緊張しているのは確かなんですが、

生徒と関われる時間があることが素直にうれしいです。

(思春期という時期の人間がとても好きな自分を再認識…w)

 

 

私は、Mangochi Secondary Schoolで

Form1(日本で言うと中学3年生相当、8年制のprimary schoolを卒業して、最初の学年)

の数学を2クラス、週に12コマの授業を担当します。

 

 

まず最初の授業は、生徒との関係づくりだ!という思いで、

自己紹介、生徒の自己紹介、自分の授業で守ってほしいこと、アンケート

の4本立てで40分授業しました。

 

今回はアンケートをざーっと集計した結果をお届けします。

 

質問項目(回答用紙:A4の白紙を4分割して配布)

1)名前

2)年齢

3)あなたは数学が好きですか?なぜ?Do you like mathematics?Why?

4)私の話すチェワ語は理解できる?Do you understand my chichewa?

5)私の話す英語は理解できる?Do you understand my English?

6)あなたの夢はなんですか?What is your dream?(複数回答可)

7)メッセージやコメント

 

回答する側の立場に立ってみると、

"これ、記名式だし、先生になんてはっきり言えない質問ばかりじゃん…?!気使うわー”

と思うであろう項目ばかりw

 

どの程度気を使うのか、使わないのかも含めて、

マラウイの生徒の特徴を掴んでみたいなーという意図だと思ってください。

 

<集計結果>回答数:99

2)年齢:12~17歳

3)数学は好きですか?

Yes:95名 No:3  (?:1名)

4)私のチェワ語わかる?

Yes:74名 No:22名 (?:3名)

5)私の英語わかる?

Yes:83名 No:13名 (?:3名)

6)夢

1位 Accountant 20名

2位 Doctor 18名

3位 Nurce 15名

4位 銀行員 11名

5位 Lawyer 7名

 

ここからは私の意見、感想

・2)の数学好きですか?の問に、好きだと答える生徒が思った以上に多くて笑ったw

目上の人に非常に気を使うのねー!本当に好きな人はどれくらいいるのかなぁ。

 

理由を見ると、キーとなる科目だからとか、将来のために必要だから、

といった数学をツールとして認識いる回答が多い。

中には「クリティカルな考えにしてくれるから」「思考を早くすることを助けるから」「考えを深めるのを助けてくれるから」といった答えも。

 

・私の英語よりも、チェワ語の方がわからない人数多いw

チェワ語…生徒たちに教えてもらお。

英語も、特に生徒に対する問いかけがちゃんと伝わるように勉強するぞ!

 

・生徒たちの夢。

これは、私が途上国に行ったら、直接生徒に聞いてみたいと思っていたこと。

日本にいたときには、

"学校には行けていないけど、

医者になりたい!とか先生になりたい!という夢を持った途上国の子どもたち"という

のがイメージとしてありました(あくまで私のイメージ)

果たして実際はどうなの?!ということで聞いてみました。

 

…が、しかし、何人かにはWhat is your dream?で私が意図していた意味が

ちゃんと伝わらなかった子も。dreamってどういうことですか?

って質問もありました。聞き方変えたほうがよかったかなぁ。

でもまあ、どうにかこうにか伝わって、書いてくれたのでよし。

 

びっくりしたのが、思った以上に銀行関係で働きたい人が多いこと。

accountantも働く場所は銀行っぽい。(生徒の回答より)

 

私が教えるのが数学だから、それに関連した職種を書いている可能性もありますが、

それにしても、多いように感じました。

医者・看護師は予想通りという感じ。

 

ちなみに先生という回答は5名。

んー。あまり憧れの職業ではない模様。(給与がそんなに多くないせいか?)

私のいる2年間で、先生になりたい生徒を増やせるのか?!も乞うご期待。

 

この地域で多い、農業・漁業関連の職種を挙げる子どもはいませんでした。

都会に憧れるは先進国と一緒かー。

 

切実だなぁ…と感じたのは、

学校を卒業したい!とか卒業試験をパスしたいという夢。

私がこの夢の実現に少しでも力になることはできるだろうか。

 

 

とにかく、生徒の前に無事笑顔で立ててよかった。

まずは、ちゃんと授業できるように日々前進するのみ!