テスト監督をしながら思うこと。
暑い暑い1学期もとうとう終わりに近づき、
現在はテスト期間真っ只中です。
テスト期間は約2週間。1日に1~3科目。
日本と比べると、非常にのんびりした日程ですよね。
この期間は、割り当てられた時間にテスト監督をやります。
12月2日。初日は、Form4(最終学年)の生物。
朝会がおしたので、30分繰り下げの8時スタート。
テストの準備は整っていたので、スムーズな滑り出し。(整っていないこともままある。)
まず思ったのが「机と椅子がしっかりそろっている…!!」
いつもForm1を受け持っているので、机や椅子が足りないということもよくあり、
学校も年功序列制なのかなーと、学年の違うクラスに行くたびに思います。
テストでびっくりしたのが、この問題。
"ある病院に治療に来た患者250名。
病名は、アフリカでよく聞く病気(コレラ、マラリア、腸チフス、肺結核)の4つ。
各病気の死亡率は、◯%、△%、□%、×%。
何人の人が病院で亡くなるでしょう。"
…問題がシビアだ。いつも陽気なマラウイの人たちだけど、
現実は深刻な場面にも多く遭遇することを物語っているような気がした。
だからこそ、それ以外は陽気にしているようにしているのかもしれない。
(ちなみにマラウイで放送されているドラマも、
男女が言い争いをしているシーンや、女性を巡って男性が喧嘩するシーン等が多いように思う。
流れてくる音楽は、どれをとっても明るい曲調。中には暗い歌詞のもあるらしいが。)
テスト中に行われるのが、定規、電卓、鉛筆、消しゴムの貸し借り、
4人に1人くらいの割合で持ってるので、近場の人をつっついて借りたり返したり。
んー、国家試験でそれは許されるの?カンニングに当たらないの?と毎回思う。
これぞシェアの文化。良い面もあるけど、テストの時くらいは自分に集中してほしいよなぁ。
12月6日。
2つ目のテスト監督は、Form3の物理科学。
予定では7時半スタートだけど、テストが刷り上がったのが7時45分。
担当の先生来たの8時前。
昨年と比べても、早めに動いている方なのでOK。
(イライラ、せかせかしなくなったものだなぁ。)
カンニング防止のため、先生に生徒の席順をシャッフルしてもらって、
試験スタート。がんばれみんな!
開始早々、生徒を見回すと、大半の生徒が紙を斜めにして文字を書いている…!!
中には真横にして書いている生徒も。
書くスペースが十分ないところでノートを書いていた時のクセがついているのか。
日本は小学生の時から学習に対する姿勢の指導が行き届いているよなぁ。
逆に、机も椅子もなしで1時間ノートをとる経験をしてみるのもいいかもしれない。
見ている方としては、斜めに書いてるのはなんか気持ち悪い感じ。
姿勢やマナーは、人に良い印象、気持ちの良い印象を与える上で大事なんだなぁと実感。
自分も気をつけよう!
試験のホチキスは試験時間中に先生が生徒を周ってとじていきます。
これ生徒の集中力そぐよなぁ、なんだかなぁ、と思っていたけど、
だいぶ気にならなくなりました。案外効率いいかも?(事前にとじておくのが良いですが)
テスト時間中、監督用にと椅子を持ってきてくれた先生。
いつも私は立って監督しているのですが、
この日前日までちょっと体調を崩してたのを聞いたのか、
それを気にして椅子を持ってきてくれたのでした。
…じわーん(●´ω`●)
こういう心遣いができる人間になりたい!!
マラウイの女性は、10代の頃から気が利く人が多い。
ここは本当に尊敬。見習っていきたいところです。
テスト監督は、いろいろ生徒の様子が見れるのと、
あれこれ考えることができる機会なので、すごく好きな時間。
来週は自分の担当の教科のテストがあります。
それぞれがベストを尽くせますように!
<おまけ1>
ふくろうに遭遇!Liwondeにて。
生徒のために福をもらってきましたー。ふくふく。
<おまけ2>
最近の買い出し。
左:巨大な美味しそうなパン(K350=約90円)
真ん中上:初挑戦の2つ。小さいマスク、プラム(ぶどうみたいな味した)
真ん中左:マンゴー2種。上はレッドマンゴー!下はグリーンマンゴー!
どちらも美味。
真ん中右:よく食べるマスク、ココナツ
右:レイプって名前の青菜。おひたしにするとおいしいことを発見!