理数科隊員のみんなで参考書作り!
久々の更新となりました。(2014年になって初の更新!)
というのも、ここ1ヶ月ほど、
理数科隊員で協力して、マラウイの国家試験の傾向対策集を作っていたのです。
(写真等で見せられる活動ではないので、伝わりづらいかも。)
・問題のデータ化
・模範解答の作成・データ化
・トピックごとに分類して並び替え
・配点の傾向を示したグラフ制作
・レイアウト調整
・制作費用の申請
・印刷・製本費用を業者とやりとりして見積もり、
等々の作業を、約3年をかけて数々の隊員が協力して行ってきました。
あとは、入稿して、できあがりを待つというところまできました。
私が手伝ったのは、ほーんの一部ですが、
作業を進める中で思ったことは、
「本作りって大変なのねぇぇえーーーー!!!!!」
ということ。(単純な感想w)
数式の入力に試行錯誤し、(Wordの数式エディタはだいぶ使えるようになった!)
どこまで解答をわかりやすくして、レイアウトきれいにして書くか試行錯誤し、
図の作成にてこずり、
問題分類に頭を悩ませ、
自分の作業速度が遅く、他の隊員にも迷惑をかけ(ありがとう&ごめんなさい)
やっとここまできました。ふー。
無事できあがりますように!
そして、ここからが本当に大事なところ。
学校に配布された後、
これがお蔵入りになるのではなく、
先生、生徒の役に立つようにすること。
活用方法、管理方法についてのサポートが必要だと思います。
そのために各学校/地域に理数科隊員がいると言っても過言ではないはず。
もうひと頑張りだー!
ひとまず先輩・後輩隊員のみなさまのおかげでここまできました。
本当にありがとうございました!!
<おまけ1>マラウイらしい国家試験のおもしろ問題!
ある年の数学の試験。
「確率の問題」です。(日本語訳:私)
"月曜日に雨が降る確率は、1/3です。
雨が降った日に先生が学校に来る確率は1/6で、
雨が降らない日に先生が学校に来る確率は7/10です。
樹形図を描きなさい。(6点)"
…おもしろポイント見つけました?
雨が降った日に先生が来ない確率、高すぎませんか?!(笑)
雨が降らなくても、先生が来ない確率が3/10(約30%)っていうこの想定どうなのよ!!
実際、マラウイでは(道路状況などもあって)ありえる話だとは思いますが、
日本だったら「雨だから、学校行けませーん」なんて先生、即さようならですよね。
<おまけ2>今回全然写真がなかったので、
最近、家からとった素敵な空を1枚。光の進む様子がきれいでした。
テスト監督をしながら思うこと。
暑い暑い1学期もとうとう終わりに近づき、
現在はテスト期間真っ只中です。
テスト期間は約2週間。1日に1~3科目。
日本と比べると、非常にのんびりした日程ですよね。
この期間は、割り当てられた時間にテスト監督をやります。
12月2日。初日は、Form4(最終学年)の生物。
朝会がおしたので、30分繰り下げの8時スタート。
テストの準備は整っていたので、スムーズな滑り出し。(整っていないこともままある。)
まず思ったのが「机と椅子がしっかりそろっている…!!」
いつもForm1を受け持っているので、机や椅子が足りないということもよくあり、
学校も年功序列制なのかなーと、学年の違うクラスに行くたびに思います。
テストでびっくりしたのが、この問題。
"ある病院に治療に来た患者250名。
病名は、アフリカでよく聞く病気(コレラ、マラリア、腸チフス、肺結核)の4つ。
各病気の死亡率は、◯%、△%、□%、×%。
何人の人が病院で亡くなるでしょう。"
…問題がシビアだ。いつも陽気なマラウイの人たちだけど、
現実は深刻な場面にも多く遭遇することを物語っているような気がした。
だからこそ、それ以外は陽気にしているようにしているのかもしれない。
(ちなみにマラウイで放送されているドラマも、
男女が言い争いをしているシーンや、女性を巡って男性が喧嘩するシーン等が多いように思う。
流れてくる音楽は、どれをとっても明るい曲調。中には暗い歌詞のもあるらしいが。)
テスト中に行われるのが、定規、電卓、鉛筆、消しゴムの貸し借り、
4人に1人くらいの割合で持ってるので、近場の人をつっついて借りたり返したり。
んー、国家試験でそれは許されるの?カンニングに当たらないの?と毎回思う。
これぞシェアの文化。良い面もあるけど、テストの時くらいは自分に集中してほしいよなぁ。
12月6日。
2つ目のテスト監督は、Form3の物理科学。
予定では7時半スタートだけど、テストが刷り上がったのが7時45分。
担当の先生来たの8時前。
昨年と比べても、早めに動いている方なのでOK。
(イライラ、せかせかしなくなったものだなぁ。)
カンニング防止のため、先生に生徒の席順をシャッフルしてもらって、
試験スタート。がんばれみんな!
開始早々、生徒を見回すと、大半の生徒が紙を斜めにして文字を書いている…!!
中には真横にして書いている生徒も。
書くスペースが十分ないところでノートを書いていた時のクセがついているのか。
日本は小学生の時から学習に対する姿勢の指導が行き届いているよなぁ。
逆に、机も椅子もなしで1時間ノートをとる経験をしてみるのもいいかもしれない。
見ている方としては、斜めに書いてるのはなんか気持ち悪い感じ。
姿勢やマナーは、人に良い印象、気持ちの良い印象を与える上で大事なんだなぁと実感。
自分も気をつけよう!
試験のホチキスは試験時間中に先生が生徒を周ってとじていきます。
これ生徒の集中力そぐよなぁ、なんだかなぁ、と思っていたけど、
だいぶ気にならなくなりました。案外効率いいかも?(事前にとじておくのが良いですが)
テスト時間中、監督用にと椅子を持ってきてくれた先生。
いつも私は立って監督しているのですが、
この日前日までちょっと体調を崩してたのを聞いたのか、
それを気にして椅子を持ってきてくれたのでした。
…じわーん(●´ω`●)
こういう心遣いができる人間になりたい!!
マラウイの女性は、10代の頃から気が利く人が多い。
ここは本当に尊敬。見習っていきたいところです。
テスト監督は、いろいろ生徒の様子が見れるのと、
あれこれ考えることができる機会なので、すごく好きな時間。
来週は自分の担当の教科のテストがあります。
それぞれがベストを尽くせますように!
<おまけ1>
ふくろうに遭遇!Liwondeにて。
生徒のために福をもらってきましたー。ふくふく。
<おまけ2>
最近の買い出し。
左:巨大な美味しそうなパン(K350=約90円)
真ん中上:初挑戦の2つ。小さいマスク、プラム(ぶどうみたいな味した)
真ん中左:マンゴー2種。上はレッドマンゴー!下はグリーンマンゴー!
どちらも美味。
真ん中右:よく食べるマスク、ココナツ
右:レイプって名前の青菜。おひたしにするとおいしいことを発見!
今学期のISHIKAWA'S CLUB活動まとめ!
新学期から始めたISHIKAWA's CLUB。
今学期は全9回の実施となりました。
なかなか写真が撮れないことも多かったのですが、
活動の内容と所感を簡単にまとめてみましたのでごらんください。
第1回(2013/10/02)
クラブの活動案の紹介・登録
ペットボトルで気圧の実験、メビウスの帯
(参照:10/03の記事「クラブ活動始めました!」)
初回ということもあって、大人数がつめかけてくれました。
アクティビティへの反応も良く、身近にあるもので面白いものを
生徒と一緒にたくさん見て行きたいなーと、好スタート。
第2回(2013/10/09)
腕相撲・指相撲
日本では体育の日が近かったため、日本の雲堂で手軽にできるものを…と思い実施。
肘をしっかり台につけておく、手の甲がついたほうが負け、ready go!で始める、
等のルールを説明するも、練習から力比べに盛り上がってしまい、
チャンピオンを決める決められずに終了(笑)
しまいには「負けた人ー?」って聞くと誰も手を挙げず、
「勝った人ー?」と聞くと全員が手を挙げる始末!!伝わってないやーん(笑)
盛り上がるタイプの活動は、慎重にやらなければならないのね、、と勉強になりました。
第3回(2013/10/16)
浮沈子
浮沈子は生徒からのリクエスト!
ペットボトルとワイヤー、お魚のしょうゆさしを5セット用意し実施。
人数は20人程度。
最初に見本を見せ、仕組みを簡単に説明し、
さあー作ってみれ!とやらせてみたところ、
ヒントをもらいながら、時間内に3つは成功!!
成功した生徒の誇らしげな顔が印象的でした。
ついつい私のリアクションも大きくなってしまいました。
第4回(2013/10/23)
折り紙でめんこ作り
第5回(2013/10/30)
めんこで戦ってみる!
(参照:10/31の記事後半の<おまけ>)
日本の伝統的な遊びを体験!ということで、折り紙とめんこをチョイス。
めんこ作りは大盛況。
カラフルな折り紙で折って何かが作れる楽しみを感じてくれた様子。
数学で使う図形の名前を多用したけど、わかってくれてたかなぁ(笑)
めんこで対戦に関しては、自分にめんこの技術がなく見本が見せられないのと、
折り紙のめんこは軽すぎるため、なかなかひっくり返らず。
A4のいらない紙でつくっためんこは強かった!めんこは奥が深い。
もうちょっと年代低い学年の方が盛り上がるかもしれないですねー。
第6回(2013/11/06)
100ます計算
活動しやすい人数になってきたので、(この日は10人くらい)
いつか生徒にやってみてほしかった100ます計算をついに実施!!
黒板で25ます計算を練習した後、
マス目に枠を書いた紙(余分な成績記録用のノートを活用)を手渡し、
問題となる数字を伝え、よーいドンでスタート!!
2回やってみましたが、早い子は3分前後で、遅い子は8分くらいで解答。
九九の定着している生徒とそうじゃない生徒の差がくっきり出ましたねー。
(ノートの裏表紙に書いてある"かけ算表"を見る生徒、電卓を使う生徒もw)
やってみて、正確に計算できる必要性はあるし、生徒も意識しているけど、
早さに関しては、あまり執着していないようす。
でも、教科書を持っていない大半の生徒にとっては、
いっきに100問も解けるなんて、いい計算練習になるのではないかなー。
第7回(2013/11/13)
錯視
これは完全に不発!
10個くらいネタを作っていって、(Wikipediaの「錯視」のページなどを参照)
どっちが大きく見えるでしょう?どっちが長く見えるでしょう?平行に見える?
と次々に見せるも、なんだかぱっとしないリアクション。珍しすぎて焦る。
しかも、徐々にトリックというか、どっちも同じなんでしょ?
っていうのがわかって、より一層微妙な空気に。
これは私の展開の仕方と、生徒が中心に活動するところがなかったことが大きな原因と考えてます。
図に対する捉え方、見え方が違う可能性も。
うーん、面白い題材だっただけに、悔やまれる回。
第8回(2013/11/20)
クリスマスカード作り
第9回(2013/11/27)
折り紙でクリスマスリース作り
同期の隊員とコラボレーション企画!メッセージ交換!
私達からは、同期が活動する施設の子どもたちにクリスマスカードを制作。
絵が得意な女の子たち、カッコつけたい年頃の男の子たち、
それぞれ素敵なメッセージを書いてくれました。
空いたスペースには、みんなで折り紙のリースを制作。
みんな折り紙の折り方うまくなってる気がする!
"きちんと"半分にできてたり、折り目をつける一手間を省略したりせず。
協力して、あっという間にできました。
同期のところの子どもたち喜んでくれるといいなぁ。
今学期だけでも、さまざまな活動にトライできました。
成功・失敗どちらもありますが、やってみたかいはあったと思います。
折り紙やペン、実験用具などに対して私の管理体制が甘く、紛失が出るなど課題も。
来学期も生徒と一緒にいろんな体験ができるといいなぁ。
他の先生も巻き込みたいところ。
休暇中にネタをいっぱい探したいと思います!!
新隊員の教育実習!
私の任地の近く、モンキーベイに理科教師の隊員が新たに赴任することになり、
私の配属校マンゴチセカンダリースクールで、教育実習をしてもらいました。
私の受け持っている1年生の2クラスで生物の授業!
前日、友人が教育実習で来ることを生徒に伝えると、大喜び!!
良い雰囲気で迎えられそうだな、と一安心。
そして10月24日、教育実習当日。
授業前は緊張している様子もありましたが、
授業が始まったら、生徒とのやりとりも多く、実験も成功!
時間配分もばっちり。授業の構成も起承転結のある素晴らしい授業でした。
私が勉強させてもらっちゃったくらいです。
それにしても実験面白かったなぁ。
目を閉じて、指と手の甲で何本の竹ひごが触れたかを当てる実験。
手の甲は指よりも細胞が少なく、何本あるのかがわかりずらいんですって…!!
前で実験に参加した生徒の、答えが違うものが出ると、みんなとてもいいリアクション(笑)
知識の獲得→実験してみる→結果まとめ
という学び方のポイントも掴める授業となっていました。
生徒とのやりとりを楽しんでもらえたのは、よかったなー。
赴任後も先生も生徒もお互いに楽しめる授業ができるはず。
生物につづいて、私の授業も。トピックは、線と角。
参考になれば…という気持ちでいつも通りの授業を見てもらいました。
授業を楽しんでいるのは、伝わったんじゃないでしょうか(笑)
今年の受け持ちの生徒と写真も。
みんな写ろう写ろうとカメラに近づくわ、押し合うわで、暑かった…。
私はどこでしょう?(笑)
"先輩"になっているということが、なかなか実感できずにいますが、
残り8ヶ月、後輩隊次の隊員に伝えられることは、しっかり伝えることを考えながら、
今後の活動をしていこうと思います。
<おまけ>
この前日に行われたISHIKAWA's CLUB 第4回。
新隊員の野村さんにも参加してもらいました。
テーマは、めんこを作って、やってみよう!
折り紙で、めんこを作成。
写真が撮れませんでしたが、作り方を聞いて、なかなか上手に作る生徒も。
うまくできない生徒には、一緒にやりつつ作成。(野村さんいてよかったー)
図形の感覚をつかむのに、折り紙はやっぱりいいなぁ。
しかし、この日は作るまででタイムアップ…!!
ということで今週、作っためんこで遊んでみました。
自分でも子供の頃やったことなかったので、見本が見せられなくて四苦八苦w
生徒たちのほうが飲み込み早いくらいでした。
でも、セカンダリースクールの生徒たちにとっては、ちょっと退屈だったかしら。
まあ、最後はめんこしました記念に1枚。
みんな、また来週も楽しみにしててね!
学区内での教員研修会が行われました!
2013年10月19日(土)マンゴチ学区内の学校の理数科教員が集まり、
わが校で教員研修会が開催されました。
学期に1回の頻度で行われる予定のこの研修会、
実施・運営にあたっての基盤が整っているという状態ではなく、
開催まで隊員が支援して実施するという形をとっています。
昨年のマンゴチ学区は1学期、2学期は開催、
3学期は国家試験の日程が迫ってしまい開催できず、という状況でした。
今回は新年度が始まってすぐに、敏腕校長のところに研修の日程を相談。
日程決定後は、トレーナー決定・各学校への開催案内レターなどが
ほぼ私たちのサポートなしに、スムーズに進み、開催に至りました。
当日は、13校から43名の先生が参加。(前回、前々回は30名程度。参加人数増加!!)
時間も大幅に遅れることなくスタート。
物理化学、生物、数学の教科に別れての研修となりました。
物理化学のトレーナーさんはプロジェクターを使ってのプレゼン。
実験道具も用意されていたことから、実験を交えての研修となったようです。
生物は、わが校の副校長にトレーナーを依頼。
忙しい中、内容を考え、フリップチャートや板書を準備してくれていました。
そして、私も参加した数学。
内容はlinear programming(線形計画法)。
トピックを見て、どんな内容なのかさっぱり思い浮かばなかった私は非常に焦りましたが、
こちらのトレーナーの先生も準備をしっかりしてくれていました…!!!
・このトピックを学ぶために何を復習するべきか、
・この単元に出てくる単語の言い換えはどういう表現にすればいいか、
・生徒の達成目標はどんなものか
などを聞き手の先生たちとやりとりしながら進めてくれたので、
わかるところは私も発言ができました。(ふー。)
さらに、今回の研修では大きな進歩が!!!
"次回のトピック決め"と"次回の研修会の運営委員決め"
がされていました。
研修会が前向きに受け止められているようで安心。
次回の研修会は、あえて様子をみて、開催がされるかどうかを見てみたいと思います。
<おまけ>
数学の研修の中で、「y<3をxy平面上に描いてみて」って言われて、
私は自信満々にy=3より下に斜線を描いてy<3を示したんですが…
がっつり直されました。こんな風に。(この図はy<=3)
斜線を入れるのは逆じゃないのーーーー?!?!?!
研修が終わってから、マラウイの教科書や指導用図書を見たら、
たしかにこの図がy<=3を示すことになるみたい。
斜線で示した部分は、
日本人としては、強調してる→そこが答え!という感じがしますが、
マラウイでは、影にしてる→含まれない部分を隠すという感覚があるのかなぁ。
んんー、数学って国を越えても、あまりブレがない教科だと思ってましたが、
(英語以上に数学は共通言語として使えるよーと思うくらいでした)
そうでもないのかも…。でも、うーん。いいのかなぁ。
クラブ活動始めました!
マラウイでの教員生活も2年目となりました。
今年度は昨年と同じ1年生を持つことになったので、
授業準備への負担が大幅に減り、
授業以外のことにも力を入れられるようになりました。
そこで、前回の記事で紹介した、理科準備室の5S活動に引き続き、
今度は、放課後のクラブ活動を始動!!
その名もISHIKAWA's CLUB!!(単純!)
授業で教える日本語に対する反応が良い、
日本を毎月紹介するニュースレターが1週間足らずではがされちゃう
(日本に相当興味があると思われる。)、
長期休暇中に行ったサイエンスショーの実験も見せてみたい、
数学の面白い問題をやらせてみたい、
昨年受け持った生徒とも関わりたい
などなどの理由から、
内容の一貫性がないけど…
私のクラブを立ち上げてみよう!ということになりました。
ポスターを作り、各クラスに宣伝し、
10月2日、いざ初日。
初回は、クラブの活動内容紹介、簡単なアクティビティ、クラブへの登録
という内容でのぞんだところ…
…たくさんの生徒が!!
なんと約100人の生徒が来てくれました。
普段あまり関わることのない3年生や4年生も来てくれてうれしかったなぁ。
日本語の挨拶(こんにちは、ありがとう、さようなら)を紹介し、
ペットボトルを使った気圧の実験を見せ、
(ペットボトルの側面下の方に小さい穴開けて、水入れる。ふたを閉めると穴から出ている水が止まる!!)
メビウスの輪を切るとどんな輪ができるのかをやってもらいました。
なかなかの盛況ぶり。
メビウスの輪のアクティビティでできた輪っかを首飾りにする生徒も(笑)
最後に今日のクラブを通して、
このクラブに登録したい人に名前を書いてもらったら、
約80人にもなりました。(来週からどうしよう。)
今回は、他の先生方は参加されませんでしたが、
クラブ発足の知らせを見て、日本語や日本文化を教えて!!という先生も
何人もいたので、その希望にも応えたいところ。
"学ぶことは大事なこと、必要なこと"
という認識は多くの生徒は持っているようですが、
"学ぶことって楽しい…!!"
という気持ちでいっぱいになるようなクラブにできたらいいな、と思います。
理科準備室の5S活動!
新年度が9月9日からスタートしました。
今年度は、再び1年生の数学を教えることになりました。
国家試験の結果が出ないと、生徒の学校が決まらないことから、
学校に生徒が来ず、最初の1,2週間は授業という授業ができません。
この間にできることは何かなーと考え、
授業が本格始動する前のこの時期だからこそ、がつっとできることを発見。
それは、理科準備室の5S活動
名づけて「ラボ☆レボリューション―理科室の革命児―」を決行しました!
(大げさな名前をつけるとやる気でるタイプなんです。)
※5Sとは:「整理」「整頓」「清潔」「清掃」「躾」の頭文字をとったもの。
工場の稼働率向上のために実施されていることが多い。
今まで、
「理数科教師といえども、数学しか教えてないし…」
「薬物の分類の知識が全然ないし…」
「ものすごく汚いんだよなぁ…」
等々の理由(言い訳?)でなかなか取り組めなかったのですが、
今回決行するきっかけになったのは、
夢をかなえるゾウSPの中で出てきた
「人間が変われるのは、立って何かをしたときだけ」
という言葉と
山口絵理子さんの著書『裸でも生きる』の中で
泣いても、転んでも、失敗しても、前に進み続ける筆者に背中を押されたから。
あと、「ラボアシスタントがほしいんだよなぁ」と会議で話が出ており、
タイミングは今だ!と判断。
他の隊員の入っている学校の理科準備室もきれいに整理整頓されていたのも影響を受けました。
さて、本題!
さあ、始めるぞー!ということで、鍵を借りてドアをオープン!
(;´Д`)
寄付で入ってきたものが箱に入ったまま。
床はゴミも散らばっている状態。
薬品もどこに何があるのかさっぱりわからない。
とりあえず、全ての物を準備室の中から出して、棚をきれいにするところからスタート。
理科室がいっぱいになるくらいたくさんの実験器具、薬品たち。
ダンボールに入っているものは、出す!袋はとる!
そうじゃないといつまでも使われない!
途中、箱の中からゴキブリやら変な虫やらが出てくることも…。怖かった…。
この学校、わりと歴史のある学校であることは知っていましたが、
1983年のはんこが押された実験器具が出てきたときは、
私の生まれる前からこの学校あるのかぁ…と実感。
実験後、洗われずそのままになっていたものを
生徒たちにも手伝ってもらってきれいに。
薬剤の分類は、物理化学の先生に教えてもらって、
生徒と一緒に分類。
いつも優しい生物の先生も洗い物や生物で使うものの分類、廃棄物の処理等を
手伝ってくれて、助かりました。
最後は棚の格段にラベルをつけて、終了!
電気がなくて、写真が暗いのはあしからず。
12日に始めて23日まで、1週間以上かかったぜい。ふー。
理数科の先生たちに、どう整理したかを説明して、
どこに何があるのかを把握してもらって、
ひとまず、第一ステージは終了というところでしょうか。
手伝ってくれた生徒たち、先生方、あとうちの警備員も、
ありがとうございました!!
今後は、
・理科準備室を使う時のルールや物の配置図
・器具、薬品のリスト
等を作成していきたいところ。
そうすれば、他の学校とこの学校にあるものをシェアする体制も整いそう。
残りの任期も考えながら、計画的に活動していきたいと思います。
<おまけ(今回は真面目)>
物の寄付をする場合、
有効に活用しているかの確認や
使用後の廃棄処理方法までマネージメントする
ことが必要だなーと思います。
無駄な寄付、需要とかけ離れた寄付とならないよう気をつけたいところ。